横浜発お出かけと旅のきろく

子連れで日本各地に出没中

 


夏の道東旅行2016⑩ おもしろ怖い網走監獄

8月9日(火) 4日目のつづきです

 前回はこちら

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雨の網走監獄へ

 ラーメンを食べ終え、流氷館で冷え切った体があったまり元気が出てきました!本来の予定では観光はほどほどにして14時くらいにキャンプ場に入って、遊具で遊んだりゆっくり過ごし夜はバーベキューをする予定でした。でもこの大雨じゃとてもじゃないけど外で遊ぶことはできません!考えた末、翌日にまわる予定だった網走監獄へ行っちゃうことに。

 

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その前にパパの希望で網走駅見学。雨でやる気なしの女3人はまたまた車内待機。

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じいじとらえられる。楽しそうだ(;^ω^)

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駅のロータリーでかにめし弁当を発見。翌日の朝ご飯用に3つ購入。

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15時網走監獄到着。展示棟の建物が1つだけだと思ったら、敷地内にあちこち展示施設が点在してるんですね。雨でも大丈夫だと思ってきたのに、これは大失敗!

入館料は大人1080円からホームページの割引券を見せて970円で入れました。ちなみにじいじは65歳以上の福祉料金が適用され半額で入れました。

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雨ですが頑張っていってみよう!

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6回の脱獄を繰り返した五寸釘寅吉がお出迎え。彼は脱獄の際、五寸釘を踏み抜いた後12キロも走って逃げたという逸話を持っている人。仇討ちのため脱獄にかける執念がすごいです。網走刑務所に収容された後は、このように表の掃除を任されるくらいの模範囚になったんだとか。

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1冊100円でスタンプラリーができます。子供がやりたがったので、1冊ずつ買いました。深く考えずに買いましたが敷地内くまなく回らないとスタンプを押せないので、早回りで回りたい時は手を出さないほうがいいでしょう。途中から、疲れてきて買わなきゃよかったと軽く後悔。

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裁判受けてます。人形がリアルで怖い。被告人のベルトの位置が高すぎやしないか。

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ここが一番怖かった。布団をぺらっとめくると普通にリアルなおじさんが寝てます。日帰りできない作業場所では、このような小屋を建てて寝泊りしていたそうです。1本の長い丸太を枕にすることで、朝起こすとき丸太の端を木槌でたたけば全員一度に起こせるという画期的で恐ろしいシステムを採用。うちも娘二人に使おうかしら(;^ω^)

うつろなおじさんの目が・・・眠れないんですかね。

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現在の刑務所の独房の様子。思ったよりきれいでトイレがなければ狭いの平気だから普通に住めるわ。3食勝手にご飯が出てくるなんて主婦としてはある意味うらやましい。

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これがさっき枕にしてた丸太。実際に叩いてみることができます。他にも重たい足かせをはめたり、作業の大変さを体験できるコーナーがあるので子どもも楽しめます。

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囚人たちお食事中。心なしか微笑んでいますね。辛い刑務所生活での少ない楽しみだったんでしょうね。

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私たちも監獄食を食べることができます。残念ながら15:30まで(ラストオーダー14:30)で終わってました。普通に美味しそうです。

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 網走監獄といえばここ!五翼放射状舎房

やっと着いたー!!雨の中傘をさして子供たちを連れてスタンプをおしてを繰り返してたらここに着く頃には大人たちは疲労困憊。子連れは絶対雨の日に来ちゃいけませんね(;^ω^)

ここは見張り台を中心に5棟放射状に房が広がっています。よく考えられた形ですよね。

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もう疲れちゃったので1棟だけ往復することに。独居房が並んでいるさまは圧巻です!

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今の刑務所の独居房と違って板張りで寒かったでしょうね。真冬は零下10度を下回ることもあったとか。さっき流氷館でマイナス15℃の世界を体験してきただけに、その過酷さがよくわかります。

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規律に従わないと懲罰が課されます。

いけないことすると、お仕置きされちゃうんだぞー

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網走監獄って言ったら、この画像がよく出てきますよね。これは昭和の脱獄王と呼ばれた白鳥由栄という人。寅吉もすごいがこの人もすごい!!様々な手を使って4度の脱獄に成功した人だそうです。

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実際に白鳥が脱獄した独居房が残されています。独居房の小窓の鉄枠を毎日味噌汁をかけて腐食させ外した後、こんな小さい小窓から肩や腕の関節を外して(!)抜け出したそうです。パパがやってみましたが、頭が人より一回り以上大きいので例え関節を外せても、抜け出せないという悲しい事実確認となりました。超人ですね!!

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 ここもよく見る光景。入浴シーン。からくりもんもんがまぶしいです。

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常に監視し続ける彼も大変だったことでしょう。

スタンプラリーもすべて押し、ちょうど2時間たっぷりかかりました。大人3人、一致してここが一番疲れた場所となりました。これでも流し見した場所が多かったので、ちゃんと説明を読みながらすべて回ると半日あっても足りないかもしれません。今度は子ども抜きで、天気のいい日にゆっくり回りながらみたいですね。真冬に雪景色の中の監獄も当時の厳しさが体感できていいかもしれません。(監獄は年中無休)

 

それではこの日の宿泊先のキャンプ場てんとらんどへ向かいます。